多量のデータを最適に活用し、
ユーザーのサービス体験を
進化させる。
ビジネスにのめりこむ
データエンジニア。
プロダクト統括本部 プロダクト開発統括室 データ推進室
データエンジニアリングユニット データプラットフォーム部
菅沼 孝二

PROFILE

奈良先端科学技術大学大学院修了。機械学習を実際のビジネスに応用する研究を行っていた。2016年、アドテク系企業に入社し、広告効果の計測技術モデル化やアクセスログの収集基盤開発を担当。ユーザーとの距離が近い仕事を求めて、2017年リクルートに入社。ライフスタイル領域における各種データプロダクト、システム基盤の構築に携わる。2020年より、データエンジニアとデータプロダクトのプロダクトマネジャーを兼務。

データエンジニア

データ活用の基盤となるデータプラットフォームの開発・運用を担う。業務プロセス全体の再設計まで踏み込み、エンジニア組織が最大に価値発揮できる開発環境を推進していく。

ビジネスサイドとエンジニアサイドが
お互いのドメインを学びあい、協働する。

リクルートで仕事をする魅力はなんですか?

学生時代からデータ活用をビジネスに応用する研究をしていて、データ活用を通じて社会をより豊かにすることに貢献したい、という思いを持っていました。リクルートの魅力は、自分自身も利用するような身近なサービスを提供していて、ユーザーとの距離の近さを感じたこと。リクルートのエンジニアと話す機会があり、データドリブンな意思決定が重要視されていることを聞き興味を持ちました。
私がリクルートで任されているのは、データ活用を通じてサービスの提供価値を向上させることです。機械学習エンジニアとしてリクルートに入社した当時、はじめに取り組んだプロジェクトは「じゃらん」の広告予算の配分を最適化すること。どの広告媒体に、どのタイミングで、どのくらいの予算を配分するか。それまで人の経験則で運用が行われていたことを、機械学習で精度高く予測し、出稿を自動化することで、投入した予算のリターンを最大化することを実現しました。
プロジェクトを進めながら驚いたことが、ビジネスサイドとエンジニアサイドが分断されておらず、お互いにドメイン知識を理解しあい、プロジェクトに必要な要件を、同じ目線でディスカッションしながら定義していくことでした。リクルートはビジネスサイドが強いと言われる真の意味合いは、ドメインに関する知見が豊富であることだと気がつきました。ビジネス課題を解いていくとき、ビジネスサイドがエンジニアリングの重要性を理解し、エンジニアサイドもビジネス要件を満たす重要性を理解して、同じ目的を達成するためにやるべきことを一緒に追求していきます。この体制がプロジェクトを成功に導くカギになると実感したし、リクルートらしさだと思いました。

データ活用をセルフサービス化する挑戦。
抜本的に変えたいことを粘り強く訴え、実現。

印象に残っている仕事のエピソードを教えてください。

リクルートはひとつの職種や領域に留まらず、どんどん染み出していける環境です。複数の視点を持つことで、よりよいアウトプットができるようになる。幅広い経験を積むことで自分の仕事価値を高めていけると思っています。私は自ら手を挙げて、機械学習エンジニアからデータエンジニアになりました。最初に取り組んだことは、社内のデータ活用を劇的に改善するため、データプラットフォームを再構築し、データ活用をセルフサービス化すること。データプラットフォームは、データ活用の施策を実施するときの基盤となるものです。それまでは、データエンジニアを通さなければサービスに導入できなかったことを、データサイエンティストやデータプランナーが、直接システムに実装できるプロダクトを設計しました。多量のデータをさばくことができ、豊富な機能が提供されているデータプラットフォームがあることで、データ活用を行うデータサイエンティストやデータプランナーが、やりたいことを速やかに実現できるようにしました。
このプロジェクトは最初から順風満帆だったわけではありません。業務プロセスを変更することでもあり、「なぜそれをやるのか」理解してもらうまで多くの壁にぶつかりました。訴え続けたことは、ビジネスの課題をいかに速く解決するか、いかに速くユーザーに対してリクルートの持つ価値を提供していくか。それが本来の目的であり「リクルートとして実現したいことのために、いまやるべきだ」ということ。リクルートの人たちは本当にやるべきだと思ったら全力で協力してくれます。目指す目的に共感してくれたプロジェクトから導入していき、サービス提供までのリードタイムを10分の1に減らした、工数を劇的に減らすことができたといった実績を積み重ね、導入範囲を広げていきました。

現状を打破しなければ大きな価値を生み出せない。
リクルートも、自分も、新しい挑戦ができるように。

困難な仕事でもやり遂げられた理由はなんですか?

私がリクルートに入社した理由は、ユーザーの体験を少しでもよくすることに貢献したかったから。この仕事をやり切れたのは、リクルートのデータ活用を現状よりさらに進化させることが、社会をより豊かにすることにつながると確信していたからです。このままの運用体制では、データ活用で生み出せる価値の上限値がすぐ来てしまう。ユーザーに提供できる価値の底が知れていると思いました。現状を打破しなければ、リクルートとして大きな価値を生み続けられないし、自分としても新しい挑戦ができなくなる。上から指示されたわけではなく、自分で「やるべきだ」と信念を持って動き出したことだから、壁にぶつかってもちょっとやそっとでは諦めません。それに、難しい状況は自分が成長するためのプロセスだと思い、生み出したい価値の軸をぶらさずに、次々と関係者を巻き込んでプロジェクトを推進していきました。
仕事のやりがいを感じるのは、目に見える形で、データプラットフォーム上で動いている施策がユーザーに届いていることを実感できるとき。リコメンデーションや最適化等、溜めてきたデータを新たなサービス体験としてユーザーに提供したことで、「コンバージョンレートがグッとあがった」「売上が劇的に伸びた」といった報告を聞くと嬉しいし、重要なデータプラットフォームを運営させてもらっている責任の大きさを感じます。

与えられた仕事をただこなしていくのではなく
自ら仕事をつくり、楽しみ、成長する。

リクルートに入社して感じていることはありますか?

自分から仕事をつくっていけることが、リクルートでエンジニアとして働く一番の面白さだと思います。ビジネスサイドの課題を相談されて始まる案件もあれば、エンジニアグループが抱えている組織課題に問題提起をすることで始まる案件もあります。いずれの場合でも、提供したいソリューションの筋がよければ、年次や立場に関わらず「やりたい」と手を上げた人が実行していくことができます。「誰が言うか」より「何を言うか」がしっかり浸透している会社だと身をもって実感しています。
逆に言えば、与えられた仕事を淡々とこなしていきたい人には向いていない職場です。ぶつかった問題を細かく分解して考えていく力、意志を明確に言語化して伝えていく力、周りを巻き込んで問題解決していく力が必要だし、技術としても高いレベルが求められます。目的を明確に定めることができ、難しい状況であっても自分の成長につながると信じて、楽しんで向かっていける人にとっては、本当に働きやすい環境です。

世の中への提供価値を最大化していく。
よりよいサービス体験を追求する。

これから挑戦したいことを教えてください。

リクルートは多様な領域、多様なフェーズの事業を持つ会社です。2020年4月にエンジニア組織が統合されたことにより、データを活用した新たなプロジェクトが生まれてくる可能性が増えています。データプラットフォームを提供するエンジニアとしては、多量のデータをさばくことができ、豊富な機能を提供していくことがさらに期待されます。データを使ったビジネスは変化が速いので、ビジネスの変化の速さにも追従していかないといけない。データプロダクトが柔軟にスケールしていくためには、データがたくさん動いても安定して稼働することも求められますし、さらにはこれらを実現しながら、データが健全に活用されることを担保するためにデータガバナンスをより一層強化していかなければなりません。要求されるレベルは高度ですが、その環境を通してスキルセットを伸ばし、自分も成長していきたい。「リクルートがよりよいサービス体験を提供していくこと」に、もっと貢献していきたいと思っています。
3年前、今のような仕事をしていることを想像していませんでした。「仕事の価値をいかに最大化できるか」そして「世の中にいかに価値を提供していくか」。それを信念として持ち、実現する手段を今の職種に閉じずに考え、挑戦していけば、どんなキャリアでも、やりがいを持って仕事に取り組んでいけると思っています。今から3年後、何をしているか。自分にとっても楽しみです。

※記載内容は取材当時のものです。

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