経営から現場までを巻き込み、
高レベルの改革に挑戦。
DX推進が進む時代の中で、
新たな「働き方のスタンダード」を生み出す。

コーポレートエンジニア

ICT統括室
人事・共通システムユニット
共通システム4グループ

植田 裕介Yusuke Ueda

大規模ながら変革のスピードが早い。
現場から発信するボトムアップ文化も魅力。

どのような魅力と可能性を感じて、リクルートを選んだのでしょうか?

学生時代にサーバを構築した経験からインフラ領域に興味を持ち、新卒時はSIer企業に入社しました。インフラエンジニアとして顧客のサーバ構築やクラウドサービスの立ち上げなどを手掛け、3年ほどキャリアを積んだ後に転職を決意。カスタマーにサービスを直接届けている事業会社でより多くの人々に役立つ仕事に携わり、新たなフィールドで自分の力を磨いていきたいと考えました。
リクルートに興味を持ったのは企業のカルチャーが面白そうで、ビジネススキルも高まりそうだと感じたためです。キャリア採用向けの座談会に参加した際、先輩社員から「リクルートは規模感が大きい割に、物事を進めるスピードが速くて非常に面白い」「職種や領域に関わらず、現場から発信していくボトムアップ文化が強い」という話を聞きました。7年前の当時はリクルートが紙媒体からネット媒体の発信へとシフトしていく一大変革の時期でもあり、「私もスピード感ある変革に加わってみたい。現場から自分の提案を強く発信していきたい」と考えたのです。実は、座談会に参加する以前は「自分はリクルート特有の文化・社風に馴染めるだろうか。バイタリティ溢れる人々に圧倒されてしまわないか」という不安も抱いていました。しかし、直接話してみると志の高さや熱い想いがある一方、非常にフラットな視点を持っていることがわかり、仕事に対する温度感についても自分とのギャップを感じることもありませんでした。この会社なら、一緒に面白いことにチャレンジしていけると思いましたね。

調査・企画開発・運用・評価まで手掛け、
事業の現場に向き合いながら結論を出す。

仕事内容とミッションについて教えてください。

インフラエンジニアの経験を生かし、社内IT環境の進化・整備を担うコーポレートエンジニア職として入社しました。入社間もない時期から、全社数万人規模の社員のPC・ネットワーク環境を改革する様々なプロジェクトで技術リーダーを務め、大きなやりがいを味わいました。リクルートでは現場のニーズ・課題の調査から、サービス企画・開発、運用、評価まで、各自が担当します。現場の声をキャッチアップした上で何をどう実現していくのかを考え、自ら実行まで手掛けていける環境は非常に面白いですね。プロジェクトを進めていく際は事業の現場と密にコミュニケーションを取ることが重要であり、各所の意見を集約・反映していく難しさもありますが、「これがベストだ」と自ら導き出した結論が全社における働き方のスタンダードになっていく瞬間には大きなやりがいを感じます。
入社4年目にはエンジニア組織におけるクラウドサービス運用環境を整備するプロジェクトを手掛け、それまでと違うコンパクトな組織の課題に向き合う面白さも実感しました。リクルートでは組織全体を巻き込む大規模なプロジェクトから、ビジネスの領域やミッションに深く踏み込むプロジェクトまで経験できます。自分のフィールドを限ることなく、やりたいことにチャレンジしていける環境がありますね。
入社7年目を迎えた今年、ICT統括室にてグループマネージャーに就任しました。ICT統括室はリクルートの社内ICTに係る全ての機能を集約し、リクルート全社にICTサービスを提供していく部署であり、2021年にリクルートに国内グループ7社が統合されたことを機に誕生しました。DX推進で社会が大きく変革する中、より広範囲かつ高レベルな変革を推進し、「新しい働き方」を創造していくことをミッションに掲げています。
今の時代は既存のオンプレミス運用に加え、新たなクラウドサービスも導入していくことが当たり前となっています。煩雑化・複雑化するID管理やアクセス管理をいかに集約するかによって従業員のパフォーマンスは左右されますし、セキュリティ面もより一層堅牢なものとしていくことが必要です。
私のメインミッションは、リクルート全社のガバナンスとセキュリティを強化すると同時に、全社員の働く環境の利便性を高めていくことにあります。全社員にとって便利で柔軟、かつ、アクセス権限を管理するマネージャーや管理部門の業務負荷を軽減できるようなICT環境を整備・標準化していくため、現在複数プロジェクトにてリーダーを兼務しています。例えばリクルート社内で利用する業務システムの認証をAzure ADと統合する認証統合プロジェクトや、Azure ADやオンプレミスのActive Directoryといった認証基盤全体を見直して進化させるプロジェクト、不要なIDを削除するIDクリーニングシステムを導入するプロジェクトなど、実に多様な領域に携わることができています。

草の根活動でスタートしたICT標準化推進。
自らの発信・提案が全社へと広がるやりがい。

印象深いエピソードを教えてください。

自らの提案でAzure ADとICTツールの認証統合や、認証基盤全体の進化を推進するプロジェクトを実現できたことです。最初はエンジニア組織が利用するICTツールからスタートし、成果を出した後他の領域・職域のチームにも声を掛け、この取り組みをじわじわと広めていったのです。やがて経営層から「リクルート社内の認証基盤を将来どうすべきだと思うか?」と問われ、自分の考える「あるべき姿」をプレゼンしたところ、プロジェクトを任されることになりました。
リクルートはボトムアップ文化のため、仕事の進め方も現場主導であり、使用するICTツールもセキュリティなどの社内規則を満たせば各組織の判断で導入できます。しかしこれにより各所で利用するICTツールが異なり、複数のIDやパスワードを管理するケースが増加、結果的にセキュリティとユーザーの利便性の観点から課題だと感じていました。
我々ICT統括室が描いた「利便性や働き方の柔軟さを損なうことなく、セキュリティやガバナンスをより強固にするための、あるべき姿」は、ゼロトラストネットワークです。これまで社内外のネットワーク境界を中心にセキュリティを構築することが世のスタンダードでしたが、社外のクラウドサービスを積極活用し、さらにリモートワークも定着していく時代となった以上「社内の信頼できるネットワークに頼る」という考え方ではもう通用しない。IDの認証基盤を集約・統合し、社内で管理する端末に紐付け、柔軟にアクセスや権限をコントロールするアーキテクチャに進化していくことが重要だと考えました。
ゼロトラストネットワークの実現に向けた一丁目一番地として、私自身もプロジェクトを担当し、自ら実行していきました。Azure ADとICTツールの認証統合に際し、最も困難だったのは現場の理解を得ることでしたね。各領域のICTツールの利用状況を調べることからスタートし、複数部署で横断的に使われているものから優先的に統合していくことにしましたが、そこには各部門やチームの協力が不可欠でした。それぞれどのツールを使っているのか、どういった機能が必要なのかをヒアリングする行脚を繰り返し、現場の状況を理解した上でベストな方法を提案することで理解を得ていきました。事業の中で各部門やチームが持つ役割や課題感を理解し、一緒に解決に向かう経験は非常に面白かったです。一方、技術者としては多様なツールの構造や仕組み、統合ルールなどを理解した上で、どう施策に落とし込んでいくのかを考える面白さも味わいました。世がDX推進に向かう大きな変革期の中で、様々な技術における知見を広げ、ICT全体の概念や目指すべき未来についても理解を深めていくことができたと思います。
足掛け2年でようやく目処が立ち、再来年の3月には優先度の高いICTツールのAzure ADとの認証統合がおおむね完了する予定です。草の根活動で進めた取り組みが各所で認められ、求められるようになり、やがて全社に広げていけたことに大きな達成感を感じています。

組織横断で高レベルの改革を実現する面白さ。
現場発信でドラスティックな挑戦ができる。

全社のICT組織を集約したICT統括室で働くことには、どのようなやりがいがありますか。

ICT統括室では、サービス導入やソリューションの構築のみではなく、定着・利活用の推進まで手掛けていくため、それぞれの事業における課題や現状を把握した上で施策に反映し、進化させていくことができます。
ガバナンスやセキュリティを高める取り組みは、利便性の面でトレードオフになりがちです。しかし、認証統合のプロジェクトでは利便性も高めていくことができる。そう確信し、事業面と技術面、双方の課題を解決する方法を考え仮説検証を繰り返した結果、組織横断的な高いレベルの変革へとつなげていくことができました。「リクルート全社のICT環境を圧倒的にいいものにしていく」という思いを持ったメンバーたちと議論を重ね、方向性を導き出す面白さを味わいましたし、結果を出していくうちに事業の現場がどんどん共感・賛同してくれるようになったことも嬉しかったです。
また、リクルートには部門間の壁がないためセキュリティやIT購買、法務、内部統制などを担う各部門とも自由闊達に意見を交わし、どんどん連携していくことができ、施策を進化させながらスピーディーに実現していくことができたと感じます。大きな組織でありながらも現場発信でドラスティックな挑戦ができることは、リクルートで働く魅力の一つですね。社内ICTへの投資も積極的であるため、数千万〜数億円単位の投資コストと目的を見据えた上で、ダイナミックな施策を実現していくことができるのです。

多くの人に役立つ成功事例を世に発信し、
「これからのICT管理の規範」を創造していく。

リクルートで働く魅力と、今後の目標について教えてください。

そもそも事業会社に転職しようと考えたのは、サービスの裏側にあるインフラを支え、より多くの人々に役立つ実感を味わいたいと思ったからでした。現在、私はお客様に提供するサービスではなく、社員が利用するシステムを手掛けているため、転職時にイメージしていたこととは一見違うように見えるかもしれません。しかし、多様なビジネスを手掛けるリクルートだからこそ、事業の現場における様々な課題に向き合うことができます。また、大規模だからこそ、自分の考えた施策の成否がビジネスコストや生産効率に与える影響も大きい。
これだけの規模感でチャレンジングな取り組みができ、スピーディーに実現していく喜びを味わえるのは、リクルートならではの魅力だと思いますし、リクルートで多くの成功事例を生み出し、広く世に発信していくことで「これからの社会におけるICT管理の規範を創造していける」と考えています。エンジニアの本懐は世にある面倒ごとをなくすことにあると思うので、時代の変化やニーズに応じて、今あるものを破壊することもいとわず新たなものを生み出していくことにどんどん挑戦し、より多くの人々に広めていきたいです。
また、リクルートは多様なキャリア形成を是とする文化なので、マネージャーと技術者、双方のバランスを取りながら成長していきたいと思っています。個々の多様性を認めてくれる社風があるので、グループマネージャーとなった現在も次世代のサービスやツールをどんどん追求し、技術面に踏み込んだ仮説検証を続けることができています。自分らしく働くことができる点も、リクルートの大きな魅力だと思いますね。

※記載内容は取材当時のものです。